|

サイレントから最新作まで、41本でたどるオーストラリア映画の全貌!
日豪交流年を記念して開かれる、過去最大級のオーストラリア映画祭。今回上映する作品の多くは、日本でこれまでなかなか上映される事のなかった隠れた名作の数々。オーストラリア・フィルム・コミッションの助言により東京国立近代美術館フィルムセンターが選定した24プログラム41作品は、あえて既に日本で大々的に公開された作品は避けられ、オーストラリアでの映画の歴史が明確に分かるよう、無声映画も含む、時代ごとに分けたプログラム構成が組まれています。
また、時代構成に加え、日豪両国の関係や歴史を背景にしたものや、多文化国家オーストラリアを描く作品、先住民アボリジニの表象とその変遷を辿るプログラム、女性監督作品、アニメーションなど、幅広い分野から作品が紹介されます。上映作品の全てに日本語字幕が付き、その内の約9割が今回の為の新訳での上映となります。
会期中はオーストラリアより監督や評論家、研究者などが来日してのレクチャーも予定されています。隠れた映画大国オーストラリアの全貌をこれまでにない規模で体験できる貴重な機会、くれぐれもお見逃し無く。
無声映画時代
キャンベラにある国立の映画音響保存機関ナショナル・フィルム&サウンド・アーカイヴ(NFSA)の全面協力を得て、オーストラリア無声映画の代表作を上映します。
「オーストラリアン・フィルム・ルネッサンス」の時代
戦後の停滞期を経て、ピーター・ウィアーやフィリップ・ノイスら新世代監督の登場で復興を果たした1970〜80年代初頭の作品群を再見します。
1990年代から今日まで
ポスト・ルネッサンス期から今日の新世代までの秀作を選んでいます。
日豪両国の関係や歴史を背景にしたもの
『日本南極探検』『海からの戦利品』『ココダ前線』『ジャパニーズ・ストーリー』など。
多文化国家である現代オーストラリア社会を描くもの
『リトル・フィッシュ』『ハーヴィ・クランペット』『ジューボーイ』など。
アボリジニ表象とその変遷を知ることのできるもの
白人監督により初めてアボリジニ俳優が起用された『ジェダ』、アボリジニ俳優が映画の製作内容に深くかかわった『バックロード』、アボリジニの監督による短篇『夜の叫び』『ジャーン・ジャーンズ』、長篇『雲の下で』。白人監督との共同演出によってオーラトラリア映画史上初めての、全篇アボリジニ言語のダイアローグで作られた『十艘のカヌー』など。
女性監督作品
『わが青春の輝き』『証拠』『ジャパニーズ・ストーリー』『ルック・ボース・ウェイズ』など。ニュージーランド出身でオーストラリア映画テレビ・ラジオ学校(AFTRS)で学んだジェーン・カンピオンをはじめ、長篇劇映画を演出する女性監督が多いことは、オーストラリア映画界の大きな特徴です。
アニメーション
2004年度アカデミー賞アニメーション短篇部門最優秀作品賞を受賞したクレイ・アニメーション作品『ハーヴィ・クランペット』を筆頭に、オーストラリアではアニメーション映画の製作が盛んです。本映画祭ではアニメーション短篇8本を上映します。
作品紹介
中・長編
ダグラス・モーソンのオーストラリア隊による南極探検 The Mawson-Australian Antarctic Expedition a.k.a. "Home of the Blizzard"
1911-6年|無声|68分
Producer, director, editor: Douglas Mawson Photography: Frank Hurley
ダグラス・モーソンによるオーストラリア隊による数度にわたる南極探検の記録映像を編集したもの。『ブリザードの地』の題名でも知られる。
センチメンタル野郎
The Sentimental Bloke
1919年|無声|110分|1980年NFCで上映
Director: Raymond Longford
Cast: Arthur Tauchert, Lottie Lyell
世界映画史に名を残すべきオーストラリア無声映画の代表作。シドニー下町に住む「ラリキン」と呼ばれる労働者階級の男と工場勤めの娘とのラブコメディ。原作者C.J.デニスによる韻文の独特の表記を字幕に残す。
*ジェン・アンダーソン&ザ・ラリキンズによる生演奏付上映
ラッド一家の開墾生活
On Our Selection
1920年|無声|74分|1980年NFCで上映
Director: Raymond Longford
Cast: Percy Walshe, Beatrice Esmond
クィーンズランド州の過酷なブッシュで、力をあわせて生きるラッド一家の物語。原題のselectionとは、オーストラリア英語で開墾すべく与えられる農地のこと。
*日本人音楽家によるピアノ演奏付上映
子ヤギの賭けレース
The Kid Stakes
1927年|無声|68分
Director: Tal Ordell
Cast: Roger "Pop" Ordell
オーストラリアでは、1920年代後半で最も有名な作品。連載漫画「ファッティ・フィン」が原作。シドニーの下町に住む少年がペットの子ヤギをレースに出そうとするところから、さまざまな出来事が起こる。アップテンポでコミカルな作品。
*日本人音楽家によるピアノ演奏付上映
ジェダ
Jedda
1955年|101分|1980年NFCで上映
Director: Charles Chauvel
Cast: Ngarla Kunoth, Robert Tudawali
オーストラリア映画で初めてアボリジニが主演した劇映画であり、初のカラー作品。白人夫妻の養女として育てられたアボリジニの娘ジェダが、部族と共に生きるアボリジニの青年マーバックと恋に落ちる。ジェダの内面の白人性とアボリジニ民族としての葛藤を描く。
ホームズデール
Homesdale
1971年|47分|モノクロ|16mm
Director: Peter Weir
Cast: Geoff Malone, Kate Fitzpatrick
世界的巨匠ピーター・ウィアーが単独で監督した初の劇映画。ホームズデール・ハンティング・ロッジで休日を過ごすために集まった人々が、従業員に死と殺人をめぐる奇妙なゲームを強要されるうちに……。超低予算で作られたブラック・コメディ。
ピクニック at ハンギング・ロック
Picnic at Hanging Rock
1975年|103分|日本劇場公開作品
Director: Peter Weir
Cast: Rachael Roberts, Anne Lambert
ピーター・ウィアー監督の名を世界の映画ファンに知らしめた名作。1900年、ヴィクトリア州の岩山ハンギングロックをピクニックで訪れた、名門全寮制女子学校の少女たちと女性教師が、謎の失踪をとげる...。1970年代後半の「オーストラリアン・ルネッサンス」映画の中でも最も有名で、ミランダ役のアン・ランバートは国民的なアイドルともなった。
*ディレクターズ・カット版(劇場公開版より短縮)
悪魔の遊び場
The Devil's Playground
1976年|108分
Director: Fred Schepisi
Cast: Arthur Dignam, Simon Burke
1953年、メルボルンの全寮制カトリック神学校が舞台。13歳の少年トムと、若き修道僧教師ブラザー・フランシンは、それぞれが自らの煩悩と葛藤しているが、抑圧的規則に反発を感じるようになり...。
少年と海
Storm Boy
1976年|87分|日本劇場公開作品
Director: Henri Safran
Cast: Peter Cummins, David Galpilil
サウスオーストラリア州国立公園のクーロング海岸で漁業を営む父と暮らす10歳の少年マイケル。アボリジニの青年フィンガーボーンとの友情、ペリカンのパーシヴァルの運命を通し、自然と生命について学んでいく。名作児童文学の映画化。
バックロード
Backroads
1977年|56分|モノクロ|16mm
Director: Phillip Noyce
Cast: Bill Hunter, Zac Matrin
『パトリオット・ゲーム』(1992)、『ボーン・コレクター』(1999)等のハリウッド映画で活躍する以前の、フィリップ・ノイス監督による初の劇場公開作品。もとヒッピーの白人中年男性とアボリジニの青年が、犯罪を重ねながらアウトバックを疾走するロードムービー。大胆なカメラワークが、作品の社会的メッセージをひきたてる。
ニュースフロント
Newsfront
1978年|110分|日本公開作品
Director: Phillip Noyce
Cast: Bill Hunter, Wendy Hughes
第二次世界大戦終了後の1948年から1950年代を舞台に、オーストラリアのニュース映画の最盛期を生きた二組のカメラマン・チームを描く。実際のニュース映像をふんだんに挿入し、ドラマ部分のカラー映像との交錯が効果的。オーストラリア・フィルム・インスティチュート(AFI)各賞受賞。ノイス監督の劇場公開作としては2本目。『ニュース・フロント/時代を撮り続けた男たち』のタイトルもある。
わが青春の輝き
My Brilliant Career
1979年|107分|日本劇場公開作品
Director: Gillian Armstrong
Cast: Judy Davis, Sam Neill
女性作家マイルズ・フランクリンが1901年に発表した自伝小説を、監督、プロデュース、脚本の3人の女性チームが映画化。小説家として身を立てることを誓う主人公シビラは、祖母の屋敷で暮らす日々。青年ハリーと出会い、お互いに惹かれるが、仕事を優先し結婚を拒否。叙情的で豊かな映像美と先鋭的フェミニスト主題の両立は、オーストラリア映画の得意とするところ。AFI各賞を受賞。ニュージーランド出身のスター、サム・ニールの代表作。オーストラリア映画デビュー作でもある。
モンキー・グリップ
Monkey Grip
1982年|111分
Director: Ken Cameron
Cast: Noni Hazlehurst, Colin Friels
女性作家ヘレン・ガーナーの半自叙伝小説の映画化。メルボルン都市部のアーティスト・コミュニティで暮らす作家ノーラは、30代前半のシングルマザー。役者ジャーヴォと恋仲になるが、ヘロイン中毒の彼との共依存関係に見切りをつけ、力強く生きていく。役者ジャーヴォのダメ男ぶりは必見。繊細な演技でAFI最優秀女優賞受賞したヘイゼルハーストは、『リトル・フィッシュ』ではケイト・ブランシェットの母親役を演じている。
証拠
Proof
1991年|86分
Director: Jocelyn Moorhouse
Cast: Russell Crowe, Hugo Weaving
メルボルンの片隅。盲目の青年マーティンは、レストラン従業員のアンディとふとしたきっかけで知り合う。日々の記録として執拗に写真を撮る習慣のマーティンは、親しくなったアンディに写真の説明を求めるようになる。マーティンの家政婦セリアは、彼に相手にされない腹いせにアンディを誘惑し……。ハリウッドの人気俳優となったラッセル・クロウとヒューゴ・ウィーヴィングのオーストラリア時代の共演作。カンヌ映画祭正式招待作品。
バッド・ボーイ・バビー
Bad Boy Bubby
1993年|113分
Director: Rolf de Heer
Cast: Nicholas Hope, Claire Benito
バビーは「悪い子」だからと、母親に命じられるままに地下室に閉じこもったまま、母親と二人で30年以上暮らしていた。外に出ると空気中の毒で死んでしまうと信じ込んでいたバビー。父親が戻ってきたことから、外界へ出ることとなるが、そこは地下の密室以上に奇妙な世界だった……。オーストラリア映画界において異色の低予算映画を作り続ける鬼才、ドゥ・ヒーアの映画のなかでも特にカルトな作品。ヴェネチア映画祭審査員特別賞など多数受賞。
雲の下で
Beneath Clouds
2002年|90分
Director: Ivan Sen
Cast: Danielle Hall, Damian Pitt
白人の父を求めてアボリジニの母一族のもとを飛び出した少女リーナと、危篤の母に会うために少年院を脱走したアボリジニの少年ボーンが偶然に出会い、ヒッチハイクをしながら旅をするロードムービー。ベルリン国際映画祭初監督作部門受賞。
ウォーキング・オン・ウォーター
Walking On Water
2002年|90分
Director: Tony Ayres
Cast: Vince Colosimo Maria Theodorakis
共同生活を営む3人のゲイの男性と1人の異性愛女性。その中の1人の男がエイズで死ぬ。彼の死後、残された仲間の生活が少しずつ変化し、彼らは共同生活に終止符を打つ。エイズ患者であった家族同様の友達を失った人々の、その後にフォーカスした異色作。ベルリン映画祭長編劇映画部門テディ賞受賞。
アレキサンドラの企て
Alexandra's Project
2003年|103分
Director: Rolf de Heer
Cast: Helen Buday, Gary Sweet
妻・アレキサンドラと平凡な家庭を築いているつもりのスティーヴ。誕生日に帰宅してみると、自宅はもぬけのから。用意されていたビデオを見始めると、画面では妻が驚くべき告白を始める...。映画のなかのビデオ映像と「現実」が錯綜する巧みな構成と予測できない展開。ベルリン映画祭コンペティション部門正式招待作品。
ジャパニーズ・ストーリー
Japanese Story
2003年|106分|日本初公開
Director: Sue Brooks
Cast: Toni Collette, Gotaro Tsunashima
日本から視察に来たビジネスマン「ヒロ」の案内役を、会社命令でいやいや引き受けたサンディ(トニ・コレット)。奥地の砂漠で九死に一生を得た後、二人は惹かれあい、結ばれるが…。オーストラリア人にとっての日本や日本人像が垣間見える問題作。トニ・コレットは本作の熱演でAFI主演女優賞ほかを受賞。
ヒューマン・タッチ
Human Touch
2004年|97分
Director: Paul Cox
Cast: Jacqueline McKenzie, Chris Haywood
アナは合唱団の海外公演費用を援助してもらうかわりに、裕福な老人の絵のモデルとなる。プラトニックでありながらエロティックな二人の関係はアナの恋人の嫉妬をかきたてる。オーストラリアとフランスが舞台。美術作品も重要な役割を果たす。監督は、『ある老女の物語』(1991)等が日本でも公開されているポール・コックス。
ジューボーイ
Jewboy
2005年|52分
Director: Tony Krawitz
ユダヤ教ラビの息子である若者が、性の葛藤やアイデンティティに悩む。AFI短篇劇映画賞など受賞。
リトル・フィッシュ
Little Fish
2005年|114分|日本初公開
Director: Rowan Woods
Cast: Cate Blanchett, Hugo Weaving, Sam Neill
ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、サム・ニールら、ハリウッドで活躍する一流キャスト出演の話題作。シドニー郊外のリトル・サイゴンを舞台にした、家族についての、嘘についての、そして再び愛することができるようになることについての物語。
ルック・ボース・ウェイズ
Look Both Ways
2005年|100分|日本初公開
Director: Sarah Watt
Cast: William McInnes, Justine Clarke
暑い夏の週末、7人の登場人物は予期せぬ出来事に見舞われる。サラ・ワット監督初の長篇劇映画は、実写とアニメーションの自在な往還によって、これまでに類のないドラマを生み出した。AFI各賞ほか、トロント映画祭新発見部門受賞。
十艘のカヌー
Ten Canoes
2006年|90分|日本初公開
Directors: Rolf de Heer
Co-director: Peter Djigirr
Cast: Jamie Gulpilil
一千年前のオーストラリア北部で繰り広げられるアボリジニの人々の物語。オーストラリア映画史上初めて、全篇アボリジニ語の台詞による映画。ナレーションは、『美しき冒険旅行』(ニコラス・ローグ監督・1971年)での鮮烈なスクリーン・デビュー以来、『少年と海』など、アボリジニを代表する俳優・振付家として活躍するデヴィッド・ガルピリル。カンヌ映画祭ある視点部門審査委員特別賞受賞。
短編記録映画
リヴィング・ホーソーン
Living Hawthorn
1906年|無声|15分
Producer: Millard Johnson & William Gibson
Photography: Millard Johnson
ホーソーンはニューサウスウェールズ州の町。オーストラリア映画史最初期の記録映画のひとつ。
日本南極探検
The Japanese Expedition of Antarctic
1912年|無声|18分
Photography: Yasunao Taizumi
白瀬中尉率いる開南丸の南極探検記録映画。白瀬隊はシドニーで越冬待機し、オーストラリア人の援助と親切によって探検を成功させたといわれる。本映画祭唯一の日本映画として参考上映するもの。
硬材の間で
Among the Hardwoods
1926年|無声|10分
Photography and Editing: Bert Ives
林業の様子をリズミカルかつ詩的な映像でとらえた記録映画。
*日本人音楽家によるピアノ演奏付上映
海からの戦利品
Ocean Booty
1928年|無声|12分
Photography and Editing: Bert Ives
真珠養殖で知られる北西オーストラリアのブルームにおける天然真珠の採取と加工の記録映画。潜水夫や技術者には日本からの移民も多かったという。
*日本人音楽家によるピアノ演奏付上映
ココダ前線
Kokoda Front Line!
1942年|9分
Photography & Narration: Damien Parer
第二次世界大戦中、ニューギニアで日本軍と対峙するオーストラリア軍将兵の姿を克明に記録したニュース映画。アカデミー賞ベスト・ドキュメンタリー賞(短篇)を受賞して、オーストラリア初のオスカー作品となった。
アニメーション
おじさん
Uncle
1996年|6分|16mm
いとこ
Cousin
1998年|4分|16mm
兄
Brother
1998年|9分|16mm
Director: Adam Elliot
『ハーヴィ・クランペット』のエリオット監督による、初期のクレイ・アニメーション3部作。
息をとめて
Holding Your Breath
2001年|7分
Director: Anthony Lucas
とある工業都市で、思春期の少女が生と死を見つめる。2002年度カンヌ映画祭短篇映画部門パルム・ドール賞ノミネートのアニメーション。
エイダ
ADA
2001年|8分
Director: Lee Whitmore
素朴なタッチで色彩豊かなの筆致で、エイダという高齢女性のある日を主観的に描くアニメーション。2002年のエジンバラ映画祭でも好評を博した。
クラッカー・バッグ
Cracker Bag
2003年|14分
Dirctor: Glendyn Ivin
1980年代のある日、少女エディは爆竹を手に入れることを決意する…。シンプルでノスタルジックなアニメーション。2003年度カンヌ映画祭短篇映画部門パルム・ドール賞など受賞。
ハーヴィ・クランペット
Harvie Krumpet
2003年|23分
Director: Adam Elliot
次から次へと不運に見舞われるポーランドからの移民ハーヴィの自叙伝。オーストラリア映画界が世界に誇るクレイ・アニメーション作家アダム・エリオットは、本作で2004年度アカデミー賞アニメーション短篇部門最優秀作品賞を受賞。ナレーションは『シャイン』の名優ジェフリー・ラッシュ。
バースデイ・ボーイ
Birthday Boy
2004年|9分
Director: Seijung Park
戦時中の韓国。届いた包みを少年は自分への誕生日プレゼントだと思ったが…。韓国系オーストラリア人の若手監督によるアニメーション。2005年度米アカデミー賞アニメーション短編部門ノミネート。
劇映画(現代)
夜の叫び
Night Cries: A Rural Tragedy
1989年|17分
Director: Tracey Moffat
国際的に最も評価されるアボリジニ・アーティストのひとりとして、映像や写真メディアで活躍するモファットが、『ジェダ』へのオマージュであり後日談として作った短篇。幻想的な世界が鮮烈な色彩で描かれる。なお、原題には『辺境の悲劇』という副題がついている。
口ひげ
Moustache
2004年|13分
Director: Vicky Sugars
結婚生活に物足りなさを感じていたベティに口ひげが生えてくる…。ジェンダー概念にひねりをきかせる小気味よい短篇。
オレンジ
Oranges
2004年|11分
Director: Christian Pithie
ある日の住宅街。一人の少年が、もう一人に向かって、女性との経験を自慢げに語って聞かせるが…。オーバーハウゼン短編映画祭12〜16歳向け作品賞受賞。
ジャーン・ジャーンズ
The Djarn Djarns
2005年|26分
Director: Wayne Blair
アボリジニの少年スコットは、仲間と一緒に観光客向けの施設で「ジャーン・ジャーンズ」として伝統舞踊を見せている。父の他界、母の恋人との関係など、揺れ動く思春期の心理を描く新世代のアボリジニ監督による短篇。
詳細
| 日時: |
2006年10月3日(火)〜29日(日) 平日 15:00/19:00(初日は19:00のみ) 土日祭日 13:00/16:00(10月7日, 14日は11:00/17:00、講演会14:00) ※初日、2日目にはロルフ・ドゥ・ヒーア監督の舞台挨拶/ティーチインを予定 |
| 会場: |
東京国立近代美術館フィルムセンター 東京都中央区京橋3-7-6 ※京橋駅出口1より徒歩1分 www.momat.go.jp/fc.html |
| チケット: |
一般500円、高校・大学生・シニア300円、小・中学生100円 ※生演奏付上映はそれぞれ500円増し |
| 問合せ: |
03-5777-8600(ハローダイヤル) |
|